日の出ラーメンVol.1(別府市)

ラーメン聖人

2009年06月03日 05:59

さてさて、『ラーメン処 とんちんかん』を出たオイラは、次の訪麺先に向かうことに。

(* ^^ *)

良い天気の昼下り。

別府の路地裏街を抜け、国道10号線を北上した。

「六勝園」の信号を左折し「別府大学駅」を過ぎた辺りに次の訪麺先はある。

あっさりとした滋味系ラーメンを味わいたくなると来店するのが、ここ【日の出ラーメン】なのだ。

!(b^ー°)



大分県内のラーメン店の話題でこの店がクローズアップされることは、まず無いだろう。

( ^ ^ ;)

最近では県内にも行列店や次々と新しい個性を持った店がオープンして来た。

濃厚なスープを売にした店や、他県のご当地ラーメンを意識した店、今や二郎インスパイア的な店までもある。

しかしながら、この店のラーメンは、実にあっさりとしつつ手作り感のあるどこか懐かしさを感じさせてくれるラーメンなのである。

(●^o^●)

オイラが来店した13:30過ぎ。

先客は二人、地元客のようで、カウンターで漫画本を読みながらラーメンを啜る男性客と昼間から一杯やりながら店主と喋っている老年の客だけだった。

( ^ ^ ;)

カウンターに腰掛けると店のおばちゃんが「今日は暑いなぁ」と気さくに声をかけてくれる。

「ホント暑いっすねぇ」とカウンターにあった箱からティッシュを一枚取り、額の汗を拭く。

こんな何気ない日常の会話でも見ず知らずの客と店との関係は、ぐっと近くなって来る。

別府とは、そんな街のような気がする。

「日の出ラーメンを硬麺で!」と、おばちゃんに注文すると老年の客と喋っていた店主が「はーい」とラーメンを作り始めた。

入り口近くの本棚の下にあるポットから麦茶を入れてスタンバイOK!

( ̄ー ̄)

壁に下がるメニューが書かれている札をあらためて見上げるが、ホント昔から変わらないねぇ‥


慌ただしく車が行き交う外の世界とは遮断された店内は、ゆっくりとした時間の流れを感じさせてくれる。

( ̄ー ̄)

掃除は綺麗にゆきとどいているが、昭和がそのままに残っているようなリアルレトロな店内。

ず~っと昔から、出会った大勢のお客さん達に今と変わらない接客でやって来られたんだろうなぁ‥と、一人想いに浸ってみたりする。

( ^ ^ )

オイラはこういうのに実に弱い。

歴史に思いを馳せてしまうのである。

Σ( ̄□ ̄;)!!

おっといけない!!

そんなことより大事なのはラーメンの方である。

危うくもっていかれるところだった。

( ^ ^ ;)

そんなこんなで、待つこと五分程度、出て来たラーメンには、細モヤシ、小ネギ、チャーシュー2枚が乗り胡麻と胡椒がふりかけてある。



昔から、いつ出会っても変わらないシンプルなこの店のラーメン。

(* ^^ *)

透明感のある黄金色のスープは豚骨をベースに鶏ガラやニンニクから採りあっさりした仕上がり。



癖の無いすっきりしたスープは、丁寧にアクを取りながら、ゆっくりと長時間煮込んで作られた手作り感がよく出ている。

あっさりとはしているが旨味は濃厚。



ほどよく香味油が浮いてスープのコクを引き立て、軽くこってり感を演出している。

《日の出ラーメンVol.2に続く》
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