清陽軒 本店(大分市大手町)

ラーメン聖人

2009年12月16日 13:13

早いもので今年も師走を3分の1が過ぎようとしている。

( ^ ^ ;)

参ったなぁ‥
こんなことで良いのだろうか‥

年末には、「来年こそは‥」と思い、年明けには「今年こそは‥」と思いつつ、気がつけばまた一年が過ぎている。

(―.― ;)

毎年、これの繰り返しだからなぁ‥

今年の年末は、特に厳しいなぁ。

( ^ ^ ;)

まぁ、気を取り直して本日の訪麺に向かうとしよう。

今回、来店したのは大手町にある【清陽軒 本店】である。

( ^ ^ )





昭和を思いおこすこの店のたたずまい。

そもそもは、久留米『清陽軒』の大分支店として昭和35年、大手町(当時の米屋町)に創業した店である。

当時の懐かしいいにしえ系の久留米ラーメンを受け継いだ大分のラーメンを代表する老舗の一つといっても過言ではないだろう。

(* ^^ *)

リアルレトロチックな店内に入れれば、厨房から「いらっしゃ~い」と小さな声をかけてくれる爺ちゃん店主も、しなびた店以上によい味を醸し出している。

( ^ ^ ;)

今回は、この店で初めての試みとなる「みそラーメン」を注文することにした。

( ^ ^ )

この店のカウンターには、「青唐辛子」なるものが置かれている。

ツウの清陽軒フリーク達は、これをラーメンに入れて食べるらしい。

(^。^ ;)?

かなり辛いという噂を聞いていたので、オイラはまだ入れたことがないのだが‥

やがて、カウンター越しに「おまちどおさま」と差し出されたみそラーメンには、ゆで卵のスライス、ネギ、チャーシュー3枚、海苔の上に胡椒がのる。





デフォルトのラーメンと変わらないトッピング。

( ^ ^ )

ん~、久留米ラーメンの定番の盛りつけである。

しかしながら、濃く茶色いスープは一目でみそラーメンと判る色。

表面にはラードが適度に浮いてキラッキラッと輝いている。

Σ(゜∇゜)
レンゲは添えられていない為、器を両手で抱え、まずはスープをズズズズズ~ッ‥





(●^o^●) ふぉ~

八丁味噌のようなものを使っているのだろうか、独特な香りが強く立ってくる。

しかし、その香りの強さとは反面、スープ自体は実に優しく、じんわりとした感じの味噌スープである。

多分、ベーブはこの店の豚骨スープを使っているのだろうが、味噌の強烈なイメージに支配されているようだ。

(^。^ ;)?

チャーシューは、脂身と赤身がしっかりと分かれているロース肉のような部位を使用。





実に淡白な味わいに仕上がり、しっかりした歯応えが残っている。
( ^ ^ ;)

麺は、意外に太めな中麺ストレートタイプ。




濃い味噌の色が移って茶色く染まっている。

特に茹で加減の注文はしていないので、デフォルトの仕上がりなのだろうが、モッチリした食感でやや柔らかめに茹であげられており、スープをしっかり吸い込んだ状態である。

当然、絡みは良いわけで、ゾビビビビィ~ッと完食した。

εε(⌒〇⌒) はふぃ~

肩に力の入らない、素朴な味わいが嬉しい一杯だった。

ここのデフォルトなラーメンは、生粋の大分っ子には、実に根強い人気がある。

最近では大分にも新しい嗜好のラーメンが次々と誕生している。

どの店もそれぞれに強い個性と主張があり、そこなりに美味さがあると思うのだが、清陽軒フリーク達に言わせれば、やはりラーメンはここらしい。

( ^ ^ ;)

たしかにね、どんなに素晴らしい技術から生まれた味でも、記憶の底の味には、必ずしも勝てるとは限らないのである。

【清陽軒 本店】

場所:大分市大手町1-1-6
電話:097(532)6627
営業:11:00~20:30
   (昼休みあり)
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