2009年ゆく麺くる麺Vol.4(ラーメンコラム)

ラーメン聖人

2010年01月04日 08:18

《2009年ゆく麺くる麺Vol.3より続き》

トッピングの種類が少ないラーメンでは、1枚の半分を咬みちぎり、2枚のチャーシューを4回に分けて食べることが多い。

( ^ ^ ;)

箸休めという意味で、交互にいただくスープと麺の間をたまに挟んでくれることで、口の中をまた新鮮な状態に戻してくれることになるからである。

あっさりしたスープにのる、コテ~ッと濃いタレの染み込んだチャーシューも、さっぱりさに、やや飽きを感じ始めたスープと麺の繰り返しに、また新しい刺激を与えて仕切り直してくれる。

これなんかも実に良い。

( ̄ー+ ̄)

いつも悩むのは、海苔の存在。

スープに浸され、クタ~ッとなり始めた良い頃合いを狙って口に運ぶのだが、はたしてそれが正しいのか。

はたまた、もっとより良いタイミングがあるのだろうか。

( ^ ^ ;)

海苔の香りはスープの塩分と相まって、運んでくる心地よい磯の香りでホッと一息つけるアイテムである。



《第二万来軒(別府市)》

トッピングは、ラーメンの表情の一つ。

店では当然、様々な創意工夫をされている。

鳴門ののったラーメンには育った環境が縁遠いオイラだが、中華ソバ風のラーメンに鳴門がのっていると、何故か嬉しくなってしまう。

(^。^ ;)?

よく漫画に出てくるラーメンには、必ずといってよいくらいに鳴門がのっている。

少年の日のオイラのバイブルとでもいおうか、松本零士氏の「銀河鉄道999」や「男おいどん」、「元祖大四畳半大物語」や「大純情君」などに出てくるラーメンである。

美味そうに啜り込むシーンを見ながら、ラーメンって美味そうだなぁ‥いつか大人になったら腹いっぱいラーメンを啜りたい‥と、子供心に夢を抱いたものである。

意外にそういう頃にインプットされた記憶は強いもので、強烈に好みを支配するようだ。

オイラがラーメン好きになっているのは、もしかするとこの辺りから来ているのかもしれない。

(^。^ ;)?

特に「男おいどん」では、主人公の部屋の押し入れに、履き終えたパンツ(サルマタ)が山積みとなっており、洗濯もしないため、雨が降ればサルマタケと称するキノコが生えてくる。

しかも、あまりの貧困ゆえに、そのサルマタケを食用にするシーンなどは、一種のロマンを感じたほどである。

(`∀´ゞ

「始め人間ギャートルズ」のマンモスの肉やこのサルマタケ。

一度は食べてみたい‥と、ありもしない食べ物に想像を膨らます。

Σ( ̄□ ̄;)!!

と‥、話はあらぬ方向に進んでしまったが‥

(^。^ ;)?

いかんいかん、さてさて、続きに戻るとしよう。

その他、トッピングといえば、キクラゲやホウレン草、ワカメといったところだろうか。



《ラーメン亭 一番(別府市)》

豚骨スープとワカメの強烈な主張同士の組み合わせは苦手なオイラだが、醤油や塩の場合はこれはこれでなかなか良い。

力強い磯の香りが勝手な主張をするわけではなく、その存在が一杯のスープに溶け込んだ状態は、一層スープを味わい深いものとするはずである。

( ^ ^ )

《2009年ゆく麺くる麺Vol.5に続く》
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