大吉ラーメン(豊後大野市三重町)
雨の降る夜は、それはそれで格別の風情がある。
しとしと小雨の降る豊後大野市三重町の駅前。
まだ19:00をまわったばかりだというのに人通りはまばらで静かなものだ。
ホームに着いた列車から降りて来た男女の学生達だけが親の迎えを待っているのか、改札を抜けた辺りでわいわいと盛り上がっている。
車の通りも少ないこの辺りでは、唯一の賑やかさだ。
駅前に車を停め、傘をさして雨の町を歩き出した。
鬱陶しいと思いがちな雨だが、いっそのこと開き直ってしまえば、またこういう夜道の散策も良いものである。
( ^ ^ ;)
表通りから一本入った小路に今夜のオイラの目的の店はある。
暗い中に白い看板の灯がぼんやりと光って見えている。
店の前に立つと中からは賑やかな客達の声。
おぉ、この店は流行っているんだな。
(* ^^ *)
暖簾をくぐった先は【大吉ラーメン】である。
店内は、カウンター7席、板の間の座敷にテーブル3卓といった感じ。
オイラがカウンターに腰掛けると、ふぁ~んと食欲をかきたてる香ばしい匂いが漂って来た。
後ろの座敷では、地元の方々のようだが、ホルモンや焼肉をで賑やかに生ビールをあおっている。
( ^ ^ ;)
くわぁ~、いいなぁ‥
外まで聞こえていた声は、これのようである。
オイラとしては、念願の初来店である『大吉ラーメン』だが、どうやらここは純粋なラーメン店というよりホルモン焼屋といった感じが正解だろう。
オイラが「ラーメンお願いします」と注文すると、カウンターの中から、どことなく可愛らしさのある中年の女将さんが「お飲み物は?」は、聞いて来た。
「水でお願いします」とオイラ。
(^。^ ;)?
こういう旅先の知らない店で一杯といったシチュエーションは好きなオイラ。
この雰囲気でこの匂い‥車じゃなきゃ確実に飲んでるな‥
(`∀´ゞ
さてさて、カウンターの中には別に若い男性がいて、さっそくオイラのラーメンを作り始めた。
ストックされていた豚骨スープを手鍋で温め、丼にスープをはり、オデン鍋のような四角い釜で麺を茹で上げ出来上がり。
五分程度の待ち時間で運ばれて来たラーメンには、もやし、小ネギ、チャーシュー2枚が乗っている。
スープは、白濁した豚骨ベース。
あっさりと優しい味わいである。
軽くラードが浮くが特にスープに影響はない。
店で手作りされたスープなのかは分からないが、癖もなく万人うけするような飲みやすさがある。
(^。^ ;)?
チャーシューは、薄くスライスされ、シンプルながら味はよく染みている。
麺は、細麺ストレートタイプ。
艶やかな肌をした麺である。
茹で加減は、やや柔らかめ。
スープの絡みもまずまずである。
( ^ ^ )
ただ、食べながら思うのに味がどうだこうだということよりも、ここのラーメンは一杯飲んだ後の〆的な存在なのだろう。
一日の疲れを癒しに酒を飲めば、これはこれで満たされる一杯のラーメンとなるはずである。
そんなことを感じながら、ズビビビビィ~ッと完食し、お冷やをグイ~ッと飲んで店を出た。
(●^o^●) ぷぃひぃ~
オイラもホルモンで一杯やりたかったなぁ‥
メニュー
ラーメン¥500
チャーシューメン¥750
しょうゆラーメン¥500
みそラーメン¥600
ぎょうざ¥500
四川風ゆでぎょうざ¥500
おでん一品¥100
その他、ホルモン、焼肉あり
【大吉ラーメン】
場所:豊後大野市三重町赤嶺3007-11一六ビル1F
電話:0974(22)4648
営業:19:00~未調査
定休:未調査
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