日の出ラーメンvol.1(別府市)

ラーメン聖人

2010年06月14日 12:14

今月の30日を持ち、創業以来の長い歴史に幕を引く一軒のラーメン店がある。

日章旗の鮮やかな暖簾に書かれた店名が目をひくが、味わいは素朴なあっさりとした滋味系のスープがオイラのお気に入りの一杯。

本日は、別府の上人通りにある【日の出ラーメン】に来店した。

( ^ ^ )





ここは、身体があっさりモードの日になると食べたくなるラーメンがある。

今回、オイラが来店したのは17:00過ぎ。

夕方からの営業が始まったばかりの店内には先客はなく、ご夫婦揃ってカウンターでテレビのニュースをご覧になっていた。

大体が人並の食事時間というものにはあまり来店できてないオイラである。

こういう光景は、どこの店でも見慣れているのだが、ここではもう見れなくなっちゃうのね‥

(―.― ;)

ただ、それだけのことなのに、妙に感慨に浸りながらカウンターに腰掛けた。

閉店をすると聞くと途端に「残念だぁ、寂しい限りだぁ」としきりに連呼する輩がいる。

じゃあ、営業している間、いったいどれだけ通いつめたのか?と聞きたくなるのだが、オイラもそういう一人なのかもしれない。

( ^ ^ ;)

いつでも行けると思うとなおのこと後回しになってたりする。

もっとしっかり通ってたら良かったなぁ‥などと後悔したりする。

( ^ ^ ;)

まぁ、オイラにとって後悔ってやつは他の事でも毎度のことだけどね。

さて、この店では、いつもデフォルトのラーメンを注文していた。

いや、ラーメン以外は食べたことがないはずである。

よし、この度は、思い切ってチャーシューメンにしょう。

(↑何を思い切ったのか、よく分からんが‥)

( ^ ^ ;)

チャーシューメンを硬麺での注文を聞いてカウンターの中で作り始めた店主の姿は特に哀愁の漂うものではなく、いたっていつもの通りである。

しかし、こうして長年に渡り、黙々とラーメンを作り続けてこられたわけで、頭が下がると同時に、なんとも切なく感じるのはオイラだけ?‥

(―.― ;)


やがて運ばれて来たチャーシューメンには、細モヤシの上に10枚のチャーシュー。

ネギ、胡麻、胡椒が振りかけてある。





(* ^^ *)

ん~、相変わらずの素朴なラーメンだが、チャーシュー10枚となると見た目には華やかさが出る。

さてさて、スープからいただくとしょう。





(●^o^●) ふぃ~

透明感のある黄金色をしたスープは、豚骨ベースに鶏ガラとニンニクなどから採るという。

素朴な味わいの中に深い旨味と丁寧な仕事がうかがえる。

この味をしっかり記憶にとどめておかなきゃ。

実にあっさりとしつつ、手作り感のあるどこか懐かしさを感じさせてくれるラーメン。

( ^ ^ )

塩味のよく染み込んだチャーシューも一枚また一枚と噛みしめる。





特に絶賛する美味さというわけではない。

いたってシンプルな薄くスライスされたものだが、あらためて味わうと、嫌な癖もなく、すっきりしたスープを邪魔しない良さがある。

今までブレもなく、これを作り続けてこられたというわけで、これにも頭が下がる思いである。

(* ^^ *)

《日の出ラーメンvol.2に続く》

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