焼鳥 はらかんVol.2(大分市中央町)
《焼鳥 はらかんVol.1より続き》
「焼鳥屋なんて、庶民的な居酒屋の一つ、気軽に食べれなきゃダメなんですよ。」と謙遜する店主。
しかしながら、口ではそう言いながら、しっかりとこだわりを持ち、それを客に押し付けることなく、安くて美味い焼鳥を提供されている店主の心憎さに完敗である。
(^。^ ;)?
ある人には明日の活力源になり、ある人にはきっと元気を貰い、ある人には癒され、ある人には楽しい思い出が出来る店。
『焼鳥 はらかん』
気が付けば、生ビールが中ジョッキから大ジョッキに‥
(●д● ;)
こりゃ、重たいですぞぉ~!
それから何品か注文して店を出るまでに飲んだ生ビールは、中ジョッキにして8杯分‥
Σ( ̄□ ̄;)!!
焼鳥のみならず、生ビールも美味い『はらかん』である。
( ^ ^ ;)
焼鳥の起源とは?とネットで調べていたらある文章を発見。
慶安元年1648年に、信州佐久郡岩村田の割元職の篠澤佐五右衛門良重が小諸城主青山因幡守に献上した料理の献立の中に「焼き鳥」の文字があったそうだ。
(=゜-゜)(=。_。)
その文献には、肉の種類や調理法、調味料等は記載されていないため、現在のような形態とは異なる可能性が高いと書かれていた。
ただ、同じ文献に「鶴肉の吸い物」の記述もあるらしく、もしかすると焼き鳥にして殿様が食べていた肉は、鶴の肉かもしれないのだ。
( ^ ^ ;)
鶴の肉をねぇ‥
山野で得た獲物を鍋などの道具を用意しなくても調理出来る炙り焼きという方法は、古代から行われていたのだが、大きな鳥は、丸焼きにすると焼くのに時間がかかり、骨もあって食べにくいため、店で出す際、肉を小さく切って、串に刺す方法に変わっていったということのようである。
今は、焼き鳥といっても、鶏肉の様々な部位の他、豚肉や牛肉、野菜や魚介類まで様々な物を串焼きにして提供されている。
その一つに「ねぎま」というものがあるわけだが、鶏肉とネギを交互に串に刺して焼いたものである。
てっきりネギが鶏肉の間に入っているから「葱間」で「ねぎま」と呼ぶのだろうと思っていた。
( ^ ^ ;)
ところが、その語源を調べてみると、葱鮪(ネギマ)という江戸の庶民伝統の鍋料理に行き着くようだ。
(ノ゜O゜)ノ
マグロを頻繁に食べ始めた江戸時代、今のように冷凍技術がない頃では、赤身を好んで食べ、脂身が多いトロは腐りやすい部分だった為、捨てるかもしくは捨てるも同然の値段で売られたそうだ。
(`▽´ゞ
それを庶民が醤油味でネギとともに鍋仕立てで食べ始めたのが葱鮪。
また、マグロとネギを刺したものが「ねぎま串」と呼ばれ、それとよく似ていることから今の「ねぎま」の名となったということのようである。
( ̄ー ̄)
しかしながら、今なら、庶民どころか相当なお金持ちでも新鮮なトロを使って鍋や串焼きをするだろか‥
(―.― ;)
特にこの不景気な時代。
オイラにすれば、赤身でさえ、新鮮なマグロを煮て食べるという事は恐ろしいことである。
(●д● ;)
もちろん金銭的にも許されない贅沢。
もし新鮮で脂ののったトロを普通に鍋にしている人がいたら、見ただけで気絶するかもしれないオイラなのである。
(^。^ ;)?
[焼鳥 はらかん(2009.02.10)]
【焼鳥 はらかん】
場所:大分市中央町2-6-26
電話:097(537)7636
営業:18:30より
定休:日曜日
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