磯焼き 庄八vol.1(大分市中央町)
仕事の帰り、駐車場までの路地をぽつぽつと歩くオイラの真上には、まだ真ん丸くなりそこないのくせに、えらく明るい月が輝いていた。
( ^ ^ ;)
もうすぐ満月になるんだなぁ。
日本では、古くから秋の名月を鑑賞する、いわゆる「お月見」という習慣がある。
「十五夜」は、神棚に里芋をお供えすることから「芋名月」などとよんだりすると聞く。
旧暦の八月十五日、先月の9月22日はあいにくの曇り空の一日だったが、夕方ぐらいからは雲も晴れ、見事に丸く美しい名月をご覧になった方も多いかと。
( ^ ^ )
オイラの場合、仕事中ではあったが、気を利かせたのか、あてつけだったのか、わざわざ名月の写メールを送って来てくれたヤツがいた。
( ^ ^ ;)
しかし、日本では古来、もうひとつ旧暦九月十三日の「十三夜」もまた美しい月であると重んじている。
栗や豆を供えることから「栗名月」や「豆名月」と呼ばれているが、2010年は10月20日の水曜日にあたる。
一般に「十五夜」に月見をしたら、必ず「十三夜」にも月見をするものともされ、片方だけでは、「片月見」といって嫌われているのだ。
写メールを見てしまった以上はオイラも「十三夜」を愛(め)でないと、縁起に悪いかな‥
(^。^;)ゞ
などと、思いながら帰路についたオイラである。
遅くまで仕事をして疲れているとはいえ、腹は減るのが人間。
一旦、帰宅をすると直ぐに着替えて月曜日恒例となっている居酒屋、【磯焼き 庄八】に向かう。
仕事で疲れた身体を休め、リフレッシュしてくれる店。
気どらないけどしっかり美味い肴をいただきながら一杯やるには、この『庄八』に限る。
( ^ ^ )
カウンターに腰掛け、先ずは瓶ビールを注文。
いつも一杯目は女将のチィ~さんがついでくれる。
コップになみなみと注がれるビールを見つめホッと肩の力を抜く。
キンキンに冷えたビールを喉に一気に流し込むとオイラの時間が回り始めるのだ。
(≧∀≦)ゞ
さあ~て、肴はなんにしょうかなぁ♪とオススメが書かれているホワイトボードを眺める。
Σ(゜∇゜)
「牡蛎フライ」かぁ‥
気がつけば、もう牡蛎の季節なんだなぁ‥
それではということで今夜の肴は牡蛎フライに決定!
きめの細かなパン粉でカラリと色良く揚がった牡蛎フライが四角い皿に乗って運ばれて来た。
(* ^ ^ *)
先ずは添えてあるカボスを搾り、塩をつけてパクッ。
:*: ( ̄∀ ̄ ) :*: ぽわ~ん・・・
なんとも濃厚な味である。
海のミルクとはよく言ったもので本当にミルキー。
噛むほどに、ほんのり磯の香りがするようである。
別皿のタルタルソースを付けて食べるのも良し、醤油で、ソースでと、何を付けても美味い。
もちろん大将のダイスケさんの腕もあるんだろうけどね。
( ^ ^ ;)
子供の頃にはあまり好きではなかった‥いや、どちらかといえば嫌いだった牡蛎だが、今は好きな食べ物の一つになっている。
そういえば、スーパーなどで売られている牡蛎には、「加熱用」と「生食用」とがある。
その昔、友人と牡蛎の土手鍋をしようとスーパーに買い出ししに来た時のことを思い出した。
その友人が「生食用」の牡蛎を買い物カゴに放り込んでいたのを見たオイラが何故「加熱用」を買わないのか?と聞くと、友人は「新鮮な方が良かろう?」と応えた。
Σ( ̄○ ̄ ;)
どうやらその違いは、新鮮かそうでないものかと勘違いしていたようだ。
記事を読まれている方の中にももしかすると勘違いしている方がおられるかもしれない。
(^。^;)ゞ
よい機会なのでサラリと違いを書いておこう。
《磯焼き 庄八vol.2に続く》
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