2009年05月09日

カップヌードルVol.2(日清食品)

《カップヌードルVol.1より続き》

2008年4月より、環境保護の観点から、全商品発泡ポリエチレン断熱皮膜加工の紙製カップ(通称・エコカップ)へと切り替わっているのだが、発売当時は、開発されて間もない発泡スチロールを丼代わりに使うなど、誰も発想しなかった時代に驚きである。

(ノ゜O゜)ノ

湯を注いで3分間、むらなく麺を湯でもどす為、形も工夫されたものとなっている。

フタを開けて見るだけでは解りづらいが、麺の下に空洞が出来るように入れられているのだ。

( ^ ^ )

カップヌードルVol.2(日清食品)

底の空洞に熱湯を溜めることで、熱い湯が底に集まり保温性を上げ、それと同時ににカップの中で上手く対流現象を起こす。

また、輸送時の麺の破損も防いでくれているのだ。

(≧▽≦)ゞ

麺は、上側は密度が高く、下側は粗い。

カップヌードルVol.2(日清食品)

冷めた湯が底に向かい、熱い湯は上へと向かう、これも全体がまんべんなく戻せるように工夫されているのである。

( ̄ー ̄)v

麺の上には、お馴染みのフリーズドライの具とスープの素となる顆粒が乗っている。

以前は、スープ顆粒はカップの底入れだったが、今は麺の上入れにと改良されている。

これは底入れだと、湯の対流ただけでは濃いスープが底にたまったままで、しかもカップが縦長で容積ギリギリのためにかき混ぜきれずに、底に溶けきらない粉末スープがほとんど残ったままになることが多いという欠点に対応したものである。

( ^ ^ )

とは言え‥

Σ( ̄○ ̄;)

お調子に乗ってカップを切断してしまった‥

( ^ ^ ;)

それでは、このカップと同型と透明容器で作ってみよう。

麺を入れると、同じように上にスープと具を乗せる。

カップヌードルVol.2(日清食品)
底にはカップに入っていたと同じ空洞が出来ている。

カップヌードルVol.2(日清食品)

熱湯を注いだ状態では、麺は中に浮いた状態。

カップヌードルVol.2(日清食品)

底には、1cm程度の空洞がある。

1分半経ち、麺が湯を吸い、膨らんで来ると徐々に隙間が無くなって来る。

カップヌードルVol.2(日清食品)

麺が湯を吸い、抵抗なく上下に膨らんでいくのが解ると思う。

3分間でちょうど底の空洞は無くなり、出来上がり。

(* ^^ *)

カップヌードルVol.2(日清食品)

はやる気持ちを抑え、フタを開けるといつものいい香りが漂って来た。

カップヌードルVol.2(日清食品)

プリッとしたエビにふわふわの玉子、ネギとダイスミンチという具の彩りは、実にバランス良く計算されている。

カップヌードルVol.2(日清食品)

麺の戻りもパーフェクト!

カップヌードルVol.2(日清食品)

上下がまんべんなく仕上がっている。

(●^o^●)

《カップヌードルVol.3に続く》


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Posted by ラーメン聖人 at 19:53│Comments(2)ラーメンコラム・他
この記事へのコメント
カップを切断するとは・・
なかなか見れないので、感動しました!!!

なんだか、カップヌードル講座をうけているような・・
先生っぽくて、素敵です。

でも・・ 私
ダイスミンチとエビは、苦手です。
Posted by hal at 2009年05月10日 09:05
halさん
( ^ ^ )
講座って‥
全然、先生じゃないですよ。
( ^ ^ ;)
ダイスミンチとエビは、苦手ですか。
しかしながら、その具材の開発史は壮大なものだったんですよ。
( ^ ^ )
長くなるのでblog記事には書きませんでしたが、世界各国のエビの剥き身をフリーズドライ化して試した結果、インド洋沖で獲れるプーバランという、当時の日本にはほとんど輸入されていなかった高級食材とされる種が採用されたんですよ。
血のにじむような努力と苦悩の末に産み出された世界初の具材は、やはり味わい深い感動と歴史の重みがあります。
Posted by ラーメン聖人 at 2009年05月10日 13:12
 
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