2009年10月25日

吹き寄せご飯(秋の味覚)

まだ夏の余韻を残す木漏れ日の中、桜の落ち葉の色も夕暮れ間近の風の囁きも秋の表情の一日である。

どこからともなく甘く心地よい芳香を感じる公園。

気がつけばキンモクセイが目だたない小さな黄色い花を無数につけていた。

(* ^^ *)

あの小さなキンモクセイの花にこの力強い香りを感じるのは本当に不思議である。

幹の下には咲き終わった花が散り、まるで黄金色の雪のように降り積もって美しい。

ごく小さなキンモクセイの目立たない花は、普段夕方には気がつかないことが多い。

しかしながら、この時期の存在感は実に凄いのだ。

( ̄^ ̄)y―~~

深みゆく秋。

先日、栗のいただき物があったので、久しぶりに自炊でも‥

( ^ ^ ;)

日に日に濃くなる秋を感じようと今宵は「吹き寄せご飯」でも作ってみよう。

これは、毎年必ず秋には少なくとも一度は作る定番メニュー。

秋風で木の葉が「吹き寄せ」られた様な、赤や黄の彩りを表したご飯である。

まぁ、そうはいっても栗以外の材料は自宅にあるもので安上がりに‥

( ^ ^ ;)

今回、使用した食材は、栗・舞茸・鶏肉・油揚げ・人参である。

秋をいっぱいに感じる炊き込みご飯。


吹き寄せご飯(秋の味覚)


一晩水に浸けていた栗の鬼皮をさっそくむくことに。

( ^ ^ ;)

これが結構、たいへんなんだよね。

参考までにレシピを書いておこう。

《吹き寄せご飯》

材料(約4人分)
米3C
出し汁(鰹節・昆布)600cc
醤油(薄口) 大さじ3みりん 大さじ3
酒 大さじ1

酒 大さじ1(酒蒸し用)
サラダ油 大さじ1

舞茸 1株
栗 20個(適宜)
人参 1/2本
油揚げ 3枚
鶏肉(もも) 100g

作り方
(1) 米は洗って、ザルにうちあげておく。
(2) 舞茸は根元を切り落とし、ほぐしておく。
人参は3mm程度の厚みにいちょう切りにし、栗は鬼皮、渋皮をむく。
油揚げは油抜きをし、適当な大きさに切っておく。
(3) 鶏肉を小さめに切り、舞茸と一緒に油で軽く炒めたら酒をふり、蓋をして軽く酒蒸しにしておく。
(4)炊飯器に(1)の米、(2)(3)の具、出し汁、調味料を入れ、混ぜ合わせて炊く。



※土鍋の場合は、中火にかけ沸騰したら弱火に落とし約15分程度。

(5)炊き上がったら、蒸らしてよく混ぜ出来上がり。

(-^〇^-)ノ


吹き寄せご飯(秋の味覚)


おお!なかなかの出来映えである。

まぁ、独り身のオイラとしてはこんなにたくさん作ってどーすんの‥という問題も生じてしまうのだが。

(^。^ ;)?

ではではさっそくいただいてみよう。

軽く酒蒸しした舞茸が香りたち、淡白な旨味を感じる上品な味わいである。

栗のホクホク感もなかなかのもの。

シンプルな味付けだが素材を楽しむにはこれくらいが良い。

( ^ ^ )


吹き寄せご飯(秋の味覚)


こういう炊き込みご飯には、漬物くらいで他におかずがなくても十分に満足させられる。

余った出し汁に味噌を溶き、乾燥ワカメを入れただけの簡単な味噌汁でも添えれば立派な秋の膳となるのだ。

( ̄ー+ ̄)v

一年の収穫を迎えた秋を楽しみにながら、やがて来る寒い冬に心を備える。

立ち上る湯気の向こうに暖かな来年の春の想いを馳せながら‥

( ^ ^ )

今回は、鶏肉を使用しているが、鮭の切り身を使ったり、ごぼうや銀杏、さつま芋などを入れても美味しい。

もち米を混ぜて炊きおこわにしても良い。

(* ^^ *)

是非ともおためしあれ。

一杯の炊き込みご飯に秋の恵みを満喫。

実に満足である。


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Posted by ラーメン聖人 at 10:57│Comments(0)諸々事情
 
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