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2009年09月05日

麺の誕生・歴史に想いを馳せるVol.4(コラム)

《麺の誕生・歴史に想いを馳せるVol.3より続き》

その違いは水の成分だと気付いた人々!

Σ(゜∇゜)!

やがてその鹹湖(塩水湖)の水より「鹹(かん)」を析出し商品にするようになったのだ。

科学的には炭酸カリウムを主成分とする鹹である。

鹹自体は固形物だが、使用する場合は水に溶いた為、「鹹水」と呼ばれた。

ウドンやソーメン、キシメンの麺とは決定的に違う鹹水を使った麺。



[丸昴ラーメン(大分市皆春)]

この鹹水と麺の出会いが「中華麺」の誕生ということになったのである。

(* ^^ *)

さぁ~て、この中華麺がやがて日本に渡り国民食ラーメンの夜明けとなるわけだが、それにはいくつかの経緯(いきさつ)がある。

次回は、これに焦点をあてて書いてみようと思う。

( ^ ^ )

それにしても、いろいろな書物を読み、参考にして書かせていただいているわけだが、読めば読むほど謎が深まるラーメンとは‥

( ^ ^ ;)



[日の出ラーメン(別府市)]

あらためて奥の深さを思い知らされ、その歴史に想いを馳せる最近のオイラだった。  


Posted by ラーメン聖人 at 19:22Comments(0)ラーメンコラム・他

2009年09月05日

麺の誕生・歴史に想いを馳せるVol.3(コラム)

《麺の誕生・歴史に想いを馳せるVol.2より続き》

「ウドン」「ソーメン」「キシメン」といった小麦の麺條である。

( ^ ^ )



[山海楼(佐伯市)]

「ソーメン」は、「索餅」や「索麺」と呼ばれ、練った小麦粉を巻きつけた二本の棒を伸ばして線状にした、いわゆる「手延べそうめん」の作り方が日本でも平安時代の書物に記されている。

南北朝時代(1336年~1392年)には、「素麺」の文字が使われるようになっているところをみると、その歴史は古いものであろう。

( ^ ^ )



[天津(佐伯市)]

「ウドン」は、もともと具を包んだワンタンのようなもので「ホゥン飩(トン)」と呼ばれていたらしい。

唐の時代には、その後皮の部分を広げ刃物で切って線状にし、具とともに煮込むようになった。

日本で「ウドン」の名が普及したのは室町時代。

「饂飩」の字があてられた。

圓爾(えんに)が開いた博多の承天寺には、「饂飩蕎麦発祥の地」という石碑が立っていたのを思い出す。

( ^ ^ )

今の切り麺製法になったウドンは鎌倉時代末期頃と書かれている書物が多いところをみると、まだこの頃は具を包んだワンタン状のものだったということだろうか。  続きを読む


Posted by ラーメン聖人 at 13:49Comments(0)ラーメンコラム・他

2009年09月05日

麺の誕生・歴史に想いを馳せるVol.2(コラム)

《麺の誕生・歴史に想いを馳せるVol.1より続き》

小麦には、大麦にはないグルテン形成成分を含むことはご存知だろう。

やがて石臼が発達し、一般的になると小麦の製粉が容易になり、製パン技術などが確立すると主流は小麦に代わっていったのである。

( ^ ^ )

この頃、麦がいわゆるシルクロードを渡り、中国まで伝わっていくことになるのだ。

(* ^^ *)



[中華料理 李伯(大分市牧)]

小麦自体は日本にも弥生時代後期には伝わっていたらしい。

しかしながら、麺料理として確立されるのは遥かに先の話。

( ^ ^ ;)

中国では秦の時代(紀元前221年~206年)には大麦の粥が比較的普通に食べられていたという。

小麦の栽培が本格化したのは紀元前206年~期限後8年、前漢時代。

華北平野で小麦の栽培がおこなわれるようになると、それに比例し小麦食品も多彩をきわてくる。



[三久(日田市)]

中国では、「麺(麪)」は、「小麦」を意味する。

「餅(ビン)」は、小麦粉でつくって食べ物のこと。

調理法にしたがって「蒸餅」「焼餅」「油餅」「湯餅」と分けられる。

「蒸餅」は、セイロで蒸した料理。

焼売や饅頭、包子などをさす。

「焼餅」は、焼いた煎餅。

「油餅」は、揚げる麻花。

「湯餅」は、茹でたりスープで煮た物である。

この「湯餅」は、「麺片」「麺條」と分かれる。  続きを読む


Posted by ラーメン聖人 at 10:27Comments(0)ラーメンコラム・他

2009年09月05日

麺の誕生・歴史に想いを馳せるVol.1(コラム)

《これは、先週の日曜日に書いた記事である。》

オイラのお気に入り番組の一つ、テレビ朝日の『日本菜発見』を見る。

( ^ ^ )

健康食があると聞いて東MAXが立ち寄たのが和歌山県にあるラーメン店。

出て来たラーメンは、和歌山名産の紀州備長炭が練り込まれている黒い麺が特徴の「幸太郎 備長炭ラーメン」

スープは、和歌山ラーメンらしく豚骨醤油味である。

備長炭は腸の中の掃除をするとのこと。

便通にも良いデトックス食材ということだ。

(ノ゜O゜)ノ

ダイエットにも良く、ここら辺が健康食の由縁らしい。

[三年坂 幸太郎HP]

真っ黒な麺は、東MAXが「ヤバイ!うまいっす!めちゃくちゃうまいっす!つるつるして滑らかな麺ですね」と感激しているわりに、決して食欲をそそる感じではなかったが、ダイエットやデトックスと聞くと興味津々のオイラだった。

( ^ ^ ;)

こういうヤツもまた面白い変わり種ラーメンである。

次に「鯛釣り」と場面が変わる。

これも興味津々、見たいなぁ‥と思う気持を抑えつつ、最近、オイラの休日恒例となっている『ラーメンのお勉強』に出発するのであった。

(* ^^ *)

ラーメンのお勉強などといえばかなり大袈裟な感じだが、その実、たいしたことはしていないオイラ。

( ^ ^ ;)

ラーメンといえば麺料理に属すわけだが、その麺の起源が知りたく本日は、大分県立図書館に来たわけである。

(* ^^ *)

便利なもので、館内には本を探す為に検索用のパソコンが数台ほど準備されている。

「麺」「起源」「ラーメン」などの単語で検索すればどのコーナーに目的の本が置かれているかが表示される。

ただ、何故だかオイラが求めようとする本の中には一般の書棚にはなく、別の書庫にしまわれている場合が多い。

(^。^ ;)?

カウンターでお願いすると係の女性がわざわざ書庫から探して来てくれるのだ。

(≧∀≦)ゞ

ただ持ち出し禁止の蔵書ということで、念のためかオイラの図書館カードは本を返すまでの間、職員の方に預かられる。

( ^ ^ ;)

それほどたいそうな本を閲覧したいと言ってるつもりはないのだが、図書館側としては貴重な蔵書なのだろう。

数冊の本を抱え、座敷になって座布団が敷かれたコーナーに上がり机に本は広げる。  続きを読む


Posted by ラーメン聖人 at 02:20Comments(0)ラーメンコラム・他