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2009年11月04日

鯛のあら鍋Vol.2(酒の肴)

《鯛のあら鍋Vol.1より続き》

ふわっと香る柚子の独特な清涼感は、寒い季節の温かい食べ物を象徴した香りに感じるオイラである。





子供の頃、冬になるとお袋が吸い物や味噌汁、酢の物には必ず柚子の皮を入れていたものだ。

正月のお節にも柚子の皮はふんだんに使われた。

もちろん、このようなあら鍋をお袋が作ってくれたことはなく、これはあくまでオイラのアレンジである。


( ^ ^ )


寒い季節の温かい想い出といえば晩御飯くらいしかないオイラ。


( ^ ^ ;)


その頃、特に柚子の香りが好きだったわけではないのだが、大人になると妙に懐かしく、また高貴な香りに感じてくるから不思議だ。

(* ^^ *)

こいつに合うのはなんといっても日本酒の熱燗。

ツウの方にしてみれば「日本酒は人肌だろう」とおっしゃるが、ヘタレ舌のオイラにはカンカンに熱い燗がお気に入りなのである。

鯛の骨をしゃぶるように身を食べ、熱いぐいのみで喉にキュ~ッと酒を流し込む。


(●^o^●) ぷふぁ





口の中に広がる春菊の香りも冬の温かい食べ物の想い出には欠かせない。

子供の頃、あれほど嫌いだった春菊が今ではこれほど酒に合うことを知っいる。





熱々の豆腐で一杯、ほろ苦い春菊で一杯、鯛の骨をしぶりながら一杯。

吸い物を飲みながらまた一杯。


(* ^^ *)


たしかに安上がりなあら鍋だけど、寒い季節には身体の芯まで暖まり、妙に懐かしく贅沢な気分にさせてくれるお袋の味なのである。  


Posted by ラーメン聖人 at 16:30Comments(0)諸々事情